薬物療法について
お薬による治療法

リウマチの治療では、
- 炎症の原因である免疫異常の是正
- 関節の痛みやこわばりの軽減・抑制
- 炎症の抑制
- 関節機能の維持・強化
- 関節の変形・拘縮・強直の予防
といったようなことを目指しますが、さらには生活の向上という視点に立って治療を行っていきます。つまり、家庭や職場で生きがいを見出す、例えば健康な人と同じように冠婚葬祭や同窓会などに積極的に参加しようとする意欲が湧くような生活を送っていただくことです。これを、QOL(Quality Of Life、生活の質)向上と呼びます。
そのQOL向上に対して大きな役割を果たすのが薬剤による療法です。
患者さんの状態に合わせたお薬による治療
“くすり”と聞くと、
「ずっと飲み続けるには副作用が恐い!」
といった印象を持たれる方が多いかもしれません。しかし、最近では各種抗リウマチ剤、免疫抑制剤、生物学的製剤などの新しくまたリスクの少ない薬剤が開発され、患者さんの痛みや炎症を抑制し,関節の破壊や変形を進行させない効果が期待できます。
まずは、医師とじっくり今後の治療法について語り合い、ベストな選択をされることが重要です。
リウマチ薬には主に下記のような薬があります。
●非ステロイド製剤
炎症を抑え痛みを和らげる作用があります。作用の強弱、持続(半減期)の長短、投与経路の違い(経口、坐薬、注射)、副作用軽減の工夫(腸溶剤、徐放剤、プロドラッグなど)で多種多様の薬があります。
●ステロイド剤
炎症を抑える作用と免疫異常を抑える作用があります。ステロイドと聞くと、副作用を心配される方が多いのですが、ほんの少しずつ減らしていくことで影響を押さえることが可能です。
●抗リウマチ剤
免疫異常を是正するお薬で、効果が出るまで数週〜数ヶ月を要します。
●免疫抑制剤
免疫異常を抑制するお薬です。
この他にも、レミケード、エンブレル、アラバ、プログラフなどの新しい薬が登場しています。



